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2009年11月 9日 (月)

シモーヌ・ヴェイユの労働論

 シモーヌ・ヴェイユさん(1909年~1943年)の34年の生涯を辿ってみると、傷ましさを感じないわけにはゆかない。
Weilself1_2   社会的には第一次大戦後のヨーロッパの政情不安定、ロシア革命とその後の実態、ナチスドイツの台頭……。
 そのなかで、頭痛、摂食障害ともいうべき状態を生涯抱える。過酷な工場労働への従事。スペイン市民戦争への参加。フランス脱出……。

 彼女の生き方と論には、つねに光と影が交錯している。自らの存在の抹消を欲するかのような生において。ラディカリズムを貫こうとする姿勢において。肉体労働を至上とする特異な労働論にも、同様のことがいえる。
 だが、彼女の労働論は、西欧史に流れる労働蔑視観や労働超克論を超えることで、とても輝いているところがある。

 ということで、ヴェイユさんの労働論についてサイトで連載開始。計六回にわたって連載予定。

【スローワーク論ノート インデックス】
http://homepage3.nifty.com/toyodasha/sub9/sub9back.htm

※写真は1936年のヴェイユ(大木健『シモーヌ・ヴェイユの生涯』1964年勁草書房刊より)

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