« 若松孝二「実録・連合赤軍」 | トップページ | 『おひとりさまの老後』にみる貧しさ »

2008年8月 3日 (日)

金沢と京都 自己増殖運動

 恵比寿の東京都写真美術館で開催中の「世界報道写真展」。
 カメラ付きケータイの普及、動画の普及とネット上での閲覧システムが確立し、報道写真のポジションは低下しているのだろう。
Sekaihoudou  だが、報道写真展をこうしてみると、プロが一瞬を切りとった写真は、あとから考えさせられる力をしっかりもっていることは今も変わりない。
 戦争、内乱、貧困、弾圧、レイプ……。

 「争闘と暴力」

 そのあと、2階にあるがらんどうのカフェでひとやすみ。

 ★ ★ ★

 酷暑の夕暮れ、金沢にある21世紀美術館へ。

 美術館へ向かう途中、香林坊の交差点に立っていたら、制服を着たような若い地味目の女性が広告ティッシュを差し出す。二つ差し出すので、一つだけ受けとる。裏側を見るとフーゾクの広告だった。
 いやはや、まだ明るい、そして香林坊の落ちついた広々した交差点で配布しているとは……。

 そういえば半年前だろうか、京都・先斗町通の夜を久しぶりに歩いたとき、路地の脇に立っていた男に声をかけられたことがある。フーゾクへのお誘いだ。
 以前は先斗町通には、フーゾク勧誘員なんてまったく立っていなかったものだが、制覇した木屋町通をさらに東進している。
 資本は自己増殖運動を追求し、自ずとエリアを拡大する。自らに増殖を強いるのだ。

P10109762_2P10109782_6 さて、21世紀美術館。数年前オープンのようだ。緑の丘陵の上に出現した空間は歩いていて気持ちよく、楽しい。
 有料エリアと無料エリアがあるようで、無料エリアのみ、ぶらりと歩く。迷路っぽい通路で、目的の地に行けずに苛立つおばさんもいたが、いろいろな発見もあり(右写真は展示作ではなく、別室の係員。でも、なかなか絵になるデザイン)。

P71800222P71800182  日比野克彦氏のアートプロジェクト「ホーム→アンド←アウェー」方式[But-a-I]と名づけられた部屋に入る。女性係員以外誰もいない。
 入ると、カメラ撮影禁止とかでカメラを袋に入れさせ られる。
 入口にかかっているいくつかの太い木の棒の中から1本を選んで握りしめ、空間内を徘徊する。

« 若松孝二「実録・連合赤軍」 | トップページ | 『おひとりさまの老後』にみる貧しさ »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/75319/22750640

この記事へのトラックバック一覧です: 金沢と京都 自己増殖運動:

« 若松孝二「実録・連合赤軍」 | トップページ | 『おひとりさまの老後』にみる貧しさ »

2016年12月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

最近のトラックバック

無料ブログはココログ