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2008年8月20日 (水)

最近読んだ本から

 けっこうな枚数の原稿を最近脱稿して多少時間に余裕が。
 ということで読書時間を少し増やす。

Huyunotabi梅津時比古『冬の旅 ~24の象徴の森へ~』。シューベルトの「冬の 旅」論であり、それを通じた現代のニヒリズムとも向きあう刺激的な書。私のようにごく一般的なクラシック聴きにとっても、なかなかスリリング。

大塚英志『サブカルチャー文学論』。刊行されてずいぶん経ってから読んだことになる。

村上春樹『スプートニクの恋人』再読。改めて巧いと思う。一点、ひっかかりを覚えるのは、「ミュウ」の原体験のとらえ方。それは『ねじまき鳥クロニクル』の「クミコ」のとらえ方ともつながっている。いつか触れてみたいと思う。

大澤真幸『不可能性の時代』

北田暁大『嗤う日本のナショナリズム』

Zerosouzouryoku宇野常寛『ゼロ年代の想像力』は気鋭の若手評論家のデビュー作。わたしはまったく疎いけれど、ここ10年間のサブカルチャー作品群を素材にし、現在の若い世代が直面する問題の所在をわかりやすく論じている。大いに刺激を受ける。

ニーチェ『偶像の黄昏』、『アンチクリスト』、『この人をみよ』。以前も手にしていたが、正面から再読。現代思想の源流とも評されるニーチェだが、この人、やっぱりおかしいな。「あらゆる価値の価値転換」と何度も自ら強調しているが、異議あり。

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