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2007年1月 1日 (月)

ビル・エヴァンス「ムーンビームス」(Moonbeams)

 東京で静かに迎える元旦……。何年ぶりのことだろう。
 少しずつ明るさを増す空。人もクルマも減った東京の早朝の大気は澄んでいる。

 さて、どんな音楽を流そう……。
 ビル・エヴァンスの「ムーンビームス」(1962年、リーバーサイド)をひっぱりだす。
Moonbeams  スコット・ラファロを失ったあとのエヴァンスの演奏はいまひとつだが、このアルバムの3曲目「I fall in love too easily」は、旋律が蕩々とうたいあげられ、音が自らを止揚するとでもいうべき世界が現出する。グレン・グールドがバッハやモーツァルト、ブラームスでときに切り開く世界と重なる。
 グールドがバッハの平均律クラヴィーア曲集やパルティータを録音したのも1962年ごろ。今から45年前ということになる。わたしが2人のピアニストを知るのは、それから数年後、60年代半ばなってからのことだった。

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