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2006年9月 3日 (日)

YAMATOYAで若きジルベルト

 三月書房を出る。
 寺町通には八百卯が健在。梶井基次郎の『檸檬』に登場する果物屋さん。
P1010043  店の一番いいウインドウエリアに、梶井の『檸檬』に関する記事や、主人が綴ったオマージュが展示されている。お店がやっていけているのかどうか気がかりだが、とにかく梶井への想いはそうとうに強いことがわかる。『檸檬』のためにお店を続けているのではないか、と思われるほど。でも、こういうお店、好きだな。

 丸太町通を東へ走り、YAMATOYAへ。
P1010032  今日は客が多い。時間が少し遅いせいだろう。特等席の深々した低いソファとテーブルが取り払われ、脚の長いテーブルと椅子に変わっている。
 コーヒーとトーストをオーダー。注文を受けるとコーヒーの豆を挽いてくれるのは、いつも変わらない。

 珍しくコルトレーンを演っている。YAMATOYAでジョン・コルトレーンって、初めてのような気がする。しかも「マイ・フェイヴァリット・シングス」のライブだ。ややボリュームは落としているが、悪くないな。
 60年代後半のジャズ喫茶は前衛化して、コルトレーンや、アルバート・アイラー、オーネット・コールマンらの演奏ばかり流れていた。67年にコルトレーンが亡くなったことも、影響していた。そのころのわたしは少しばかりコルトレーンには距離を置いていたのだが。

Getzgilberto  つづいて「ゲッツ・ジルベルト」がかかる。おおっ、YAMATOYAでジョアン・ジルベルドの歌声が流れるとは……。これもいいなあ、しっかりしたスピーカーの抑え気味のサウンドで。

 ジルベルトといえば、3年くらい前に東京での彼のコンサートに出かけたことがあった。途中、曲の合間に20分くらい、椅子に座りギターを抱えたまま、じっとして動かなかったことがあった。瞑想しているのか、居眠りしているのか、わからない。不思議な時空だった。
 夏の昼下がり、YAMATOYAで若きジルベルド。

 オフィスへ寄ったあと、雨上がりの三条通、スタバへ。
 スタバで近頃気になる曲がある。シャンソン風で、若い男が歌っているバラード風。当然最近のものだろう。昔の匂いもかすかに。北大路のスタバでも耳にした。誰の歌だろうか。ネットで調べてみよう。
 驟雨のあとのさわやかな町中を抜け、相国寺を縫い帰宅。

 さて、京都の仮寓居からの風録はこれにて。

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