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2006年4月16日 (日)

『中上健次[未収録]対論集成』

Nakagami  喉が痛くて寝込む。熱が出たのは数年ぶり。つらい。
 ベッドで『中上健次[未収録]対論集成』(作品社)を手にする。550ページもあり分厚いので、持つのがたいへんだ。
 すっかり忘れていたが、雑誌「文學界」で中野孝次と柄谷行人がやらかした大喧嘩座談も掲載されている。
 テーマは『戦後文学の「内部」と「外部」』。出席しているのは中上健次、中野孝次、秋山駿、柄谷行人の4人だが、中野さんと柄谷さんの喧嘩はエスカレート、最後は「黙ってろ」、「何言ってやがんだ、バカ野郎」で終わる。1985年のことだからもう20年前。どっちもどっちという感は拭えない。

 その座談の2年前に「海燕」に載った中上さんと吉本隆明さんの対談も掲載されている。
 中上さんは、柄谷行人や浅田彰、蓮實重彦の各氏をしきりに評価し、吉本さんの理解を求める、というかサービス精神を発揮しているのだが、吉本さんは気乗りせずに終わっている。
 「僕は知識は悪だとおもっている」とぼそっと語った吉本さんの言が光っている。

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 ―「僕は馬鹿です。」  これは謙遜したり自嘲したりしているのではなくて、本当は知的な人間であると思っているのに逆説的にいうことで、これから書くことの真実味を深めようと画策しているのでもありません。いや少しくらいは画策しているかもしれません。  でも、本当に馬鹿なのです。泣きたいくらいに―。  かつて「本」は、もとい「活字」は、とても尊いものでした(「かつて」とはだいたいおお�... [続きを読む]

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